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2025年第1四半期のフィリピン住宅価格は?

【2025年第1四半期】フィリピン住宅価格の最新動向
フィリピン中央銀行(BSP)は、2025年より住宅不動産価格指数(RPPI)を公式に採用し、より明確に住宅価格の動きを把握できるようになりました。
今回は2025年第1四半期(Q1)の結果を見てみましょう。

全国平均の住宅価格
- 前年同期比:+7.6%(2024年第4四半期は+9.8%だったためやや鈍化)
- 前期比(直近の四半期比較):+2.6%
地域別の動き
- マニラ首都圏(NCR):前年同期比 +13.9%、前期比 +9.2%と非常に力強い上昇
- NCR以外の地域(AONCR):前年同期比 +3.0%、前期比では -2.1% と弱含み
住宅タイプ別
- コンドミニアム:前年同期比 +10.6%、前期比 +9.9%
- 戸建て住宅:前年同期比 +4.5%、前期比 -2.9%
首都圏でのコンドミニアム需要が住宅価格を押し上げており、特に前期比で+12.8%の伸びは注目です。一方で地方エリアでは鈍化傾向が見られ、地域間の格差が鮮明になっています。
👉 まとめると…
「フィリピンの住宅価格は全国的に上昇傾向にあるが、その牽引役は首都圏のコンドミニアム市場」というのが2025年Q1の特徴といえるでしょう。
