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インフレ調整後に見るフィリピン住宅価格

フィリピン住宅市場の裏側:インフレを考慮した実質価格の動き
数字だけを見ると、フィリピンの住宅市場は好調に見えます。全国平均で前年同期比 +7.6%、首都圏では+13.9%と二桁の上昇です。しかし、ここで注目すべきは 「実質住宅価格」 です。
実質価格とは?
インフレを調整した、実際の購買力ベースでの価格です。名目価格が上がっていても、物価上昇がそれ以上に進んでいれば、実質的には「住宅を買いやすくなっていない」ことになります。
データが示す現実
BIS(国際決済銀行)のデータによれば、2024年9月時点の実質住宅価格は 前年比 -5.306%。つまり「名目では上昇しているのに、実質的には値下がり」しているのです。
今後の注目ポイント
- フィリピンのインフレ率動向
- 金利や住宅ローンの動き
- 首都圏と地方の価格格差
👉 まとめると…
「数字上は上がっていても、実際に買う立場からすれば値下がりしている」可能性があるのが今のフィリピン住宅市場です。投資家や購入検討者にとっては、金利・インフレ動向を見極めることが重要になってきます。
